流水柄のしじらに化繊博多帯
下ごしらえは、和装ブラに、浴衣下のみ。
足元は素足に下駄。
飛行機に乗る時は、柔らかくて薄い帯枕をしてます。なくてもいいんですが、持っていくのを忘れやすいので、身に着けていくのが習慣です。体が慣れて帯枕があっても普通に寝れるので。。。
バンコク乗継ですが、バンコク〜ローマまではガラガラで3席シート独り占め。この格好で熟睡しました。
8月7日 ローマ到着
空港のトイレで着なおして、ホテルへ。時間が早くまだ部屋に入れないので、そのまま観光へ
空港のトイレはたいてい綺麗なので重宝です。着物が床をすらないように、便座の上に置いた着物を羽織ります。帯は前で結んで後ろに回します。

この化繊の帯は、ずるっとしてるので、崩れやすい。
午後、ホテルで着替える
浴衣に同じ帯。
8月8日 ローマ
綿麻浴衣に夏帯。
今日はたくさん歩くのでカレンブロッソ。でも暑くて足袋を履く気はおきないので、素足にカレンブロッソです。自分が快適なことが優先!

サンピエトロ寺院で、フランス人マダム4人組に声をかけられて写真を一緒に撮りましたが、「帯も撮りたい」と言われたのがとても心に残ってます。今まで「帯(=後姿)を撮りたい」って言われたことなかったので。。。
日光に当たりすぎると湿疹が出るので、海外でも、できるだけ日傘を差します。
8月9日 乗船日
綿麻浴衣に夏帯
乗船後、夕方着替えます
しじら、夏帯
8月10日 フィレンツェ
しじら、化繊紗博多
この日も素足にカレンブロッソ
8月11日 ピサ
綿麻浴衣に化繊紗博多
素足に芳町下駄
夜は正絹夏物に着替えます。
船の中は涼しいので足袋を履きます。
8月12日 モナコ
浴衣に化繊博多

モナコは警察官が多いので危険はないだろうと、この日は相方も。
綿麻浴衣。紗の角帯
夜は2部式(写真なし)
8月13日 マルセイユ
そういえば、この日。
朝起きて、着ようと思ったら、衿芯がない。衣紋の部分だけ用に短く切ったプラスチックの衿芯です。
どうやら、ごみと思われて捨てられたらしい。。。仕方ないので紙を折って代用。衿芯は1つしか持参してなかったので、この後、全部紙芯です。でも柔らかくて、着心地はよかったです。
8月14日 バルセロナ
綿麻浴衣を白襟で
夜は
しじら
8月15日 バルセロナ
夜は
8月16日 バレンシア

どこかで帯が当たったみたいで、いつの間にか、すごい曲がってた。
8月17日 パルマデマヨルカ

夜はホワイトナイトパーティなので、
全身白に。
8月18日 終日航海日
相方も。
8月19日 帰国日

しじら浴衣に伊達締めで、2部式着物の上(上っ張り)。見た目は置いといて、、、(苦笑)これはとっても楽ちんです。
持っていったもの
アザマラは、フォーマルがないのでその分少ない。
着物は5枚
左から。綿麻、綿麻、浴衣、しじら、正絹薄物
帯は4本
左から。正絹夏物、化繊紗博多、化繊博多、正絹夏物
夏物帯揚げ4枚、夏物帯締め8本。
竹皮サンダル、夏物草履、カレンブロッソ、芳町下駄、右近下駄。
下駄は酷使?したせいか、鼻緒が切れかかってます。
石畳をがんがん歩いたので、歯もちびてます。
そろそろ処分時の履物を持っていくことが多いです。なので、この下駄も捨ててきました。
下着類は、麻の半襦袢にステテコ、浴衣下。旅行中に手洗いします。夏物は乾きが早いので便利です。
相方はこれだけ。
暑いので、素肌に直接綿麻浴衣を羽織ってました。
ホテル・船室では毎回、着物ハンガーをかける場所に困ります。
船の場合は、壁が鉄なのでマグネットフックで、事足りてたのですが、アザマラの船室の壁は、
写真だとわかりにくいですが、ザラザラだったのです。
右がドア。左が壁。
ドアは平らなので、フックもがっちりつくのですが、開け閉めするので、着物ハンガーの袖部分も伸ばすと邪魔。予想外にてこずりました。
「海外で着物を着て困ること」は私の場合、着物ハンガーをかける場所がないことかな。