雨は小降りにはなりましたがまだ降っています。
チケット売り場にはちょっとだけ列ができていたので、並んで待っていると、トルコ人の男性二人に話しかけられました。
一人は日本語がペラペラ。なんでも1か月ぶりの雨だそうです。
いろいろ話をしていると、この男性、なんてことはない、「カーペット屋さん」でした。
ここで張って、カモを探していたのでしょうか?
「僕の店に来てよ。見るだけだから。すぐ近くだし。」
「買わないよー。っていうか、買えないよ。クルーズでお金使ったから。」
「飛鳥の人もお店に来るよ」
「飛鳥に乗る人はお金持ちだから、いっぱい買ってくれるでしょ」
「そんなことないよ。最近、日本人はあまり買わなくなったんだよ」
「そうなの? でも私たちも買わないよ」
とおしゃべりしてたらすぐに順番が来ました。
おじさんは、「出てくるの待ってるよー」だって。
ブルーモスクは無料ですが、アヤソフィア一人30トルコリラ。(1454円)
クレジットカードが使えます。
雨は小降りとはいえ、傘がないとまだまだ厳しい。雨宿りしている人も大勢います。
時刻は10時30分ごろ。
「皇帝の門」
アヤソフィアは見どころがとても多いので、ガイドブック片手に見学します。
「祝福を与えるイエス」 9世紀のモザイク。
素晴らしいモザイク画達は上の方にあるので、じっくり見たい方は双眼鏡があればいいと思います。
修復工事の足場が組まれてました。
内陣は世界最大級のドームで直径31m。
1階は幅70m、奥行き75mのすごく広い空間です。柱がないのに、地震で崩れてないのがすごい。
後陣
キラキラのミフラーブと、ステンドグラスが美しい。
円盤は6つあって、1847年に設置。直径7.5mのラクダの皮製。アッラーや、ムハンマドの名前がかかれてあるそう。
一番高いところに最も古いモザイク画 「聖母子」があります。9世紀作
アヤソフィアは、元々キリスト教の大聖堂でしたが、オスマントルコのものになり、モスクに改修された歴史があります。なので、両方の宗教が混ざり合って不思議な感じです。
「聖母マリアの手形」別名「すすり泣く柱」にも挑戦!
結構並んでいました。20分ぐらい待ったかな。
親指を凹みにつけたまま、残りの4本で指が柱から離れることなくクルッと一周できれば、願い事が叶うと云われています。
相方はクリア。私の場合、背が低くて全然無理でした。
「聖母子にアヤソフィアを献上する皇帝」 10世紀作
出口にあたる拝廊にあります。
二人の皇帝がアヤソフィアと、コンスタンチノープルの街を手に持って、聖母子に差し上げているモザイク画。