何を着ようか悩んだ挙句、ウールにしました。イギリスは寒そうだったので。
このウールには、長襦袢の袖だけ、着物に縫い付けてます。
機内で楽なように半幅。裾除け、浴衣下、美容襟。衿芯もなし。
和装ブラは、セキュリティチェックに引っかからないように、金属のないタイプ。
搭乗する前に足袋を脱ぎます。席に着いてからだと、足袋は非常に脱ぎにくいです。
大島で仕立てた着物衿のコート。
ワシントン到着後
丸一日着ていた割には、ましかな。
和装ハンガーはスーツケースの中。開けるのが面倒なので、ホテルの洋服ハンガーにかけます。
4月15日 乗船日 フロリダ 29℃・19℃
前日と同じいでたちで飛行機に乗ります。
そして乗船。
ぐしゃぐしゃ。。。
さすがにウールは暑くて、すぐに着替えます。
しじらに、化繊八寸博多。衿なし
素足に下駄。
夕食はメインダイニングでしたが、白足袋+カレンブロッソで行きました。
セレブリティはスマートカジュアルと、イブニングシック。今夜はスマートカジュアルです。
船内新聞によると、以下の通り。
ブラウスとスカートでいいなら、これでもいいかなと。ポロシャツも可ですからね。
コーマ地なら湯上りチックでイマイチかなと思うけど、、、、 まあ感じ方は人それぞれなので、、、、、
ゲストリレーションで聞いたところ、日本人ゲストは私たち夫婦を入れて3人とのことでしたが、船内で出会った日本人はお二人でした。
ダレス在住の男性と、アメリカ人と結婚されてポートカナベラル在住の89歳のマダム。
アジア人も少なくて、西洋人率が9割以上。そのせいか、毎日毎日、男性にも女性にもクルーにも、多くの人に「着物」を褒められまくりました。
わざわざ追っかけてきて「I must say so beautiful!」という人も。
「毎日違う着物を着ているけど、一体何枚持って来てるの?」(帯を変えて着まわしているだけなんだけど、、、、)
「パッキングが大変ではないの?」
「素材は何?」
「紐だけでどうやって止まっているの?」
「本では見たことあったけど、ナマで初めて着物を見て感動している」
「伝統的な衣服を大切にするのは素晴らしい」などなど。
クルーズでは、「着物」を褒められることが多いですが、今回は過去のクルーズ経験の中でも、びっくりするほど、話しかけられ率が高かったです。
4月16日 終日航海日 イブニングシック
日中は2部式。
夜は二人とも着物。
デザイナーズジーンズがいいなら、正絹紬でもいいでしょう。単衣です。
私は正絹単衣の垂れもの。日本では着る機会が全くない。
紬地の染め帯。
この着物は相当ウケがよかったです。 絹のてらてらした感じが西洋人にはお気に召したようです。
4月17日 キングスワーフ 23℃・19℃
日中は2部式。ジムに行ったり、プールに行ったり、昼寝をしたり、、、、なので、2部式を着ている時間は、短いです。
夜は片貝木綿
正絹博多帯。そういえば、衿芯を持ってくるのを忘れて、今回はずっと衿芯なしです。見た目はなんですが、すごく楽なので、紙も入れませんでした。
4月18日 キングスワーフ 22℃・19℃
しじらに半幅。素足に下駄。
夜は
木綿を浴衣風に。
化繊博多
4月19日 航海日
船内は涼しいので、ウールを浴衣風に着てみた
4月20日 航海日
リピーターパーティ
正絹紬単衣に八寸
美容襟です。
4月21日 航海日 イブニングシック
垂れものは1枚しか持ってきてないので、帯を変えて着回します。
濃いグレーの塩瀬帯
4月22日 航海日
しじらに半幅
夜は襟付きで
4月23日 ポンタデルガーダ 18℃・13℃
木綿に半幅。ちょっと寒いので、ステテコ、キャミソールに化繊長襦袢。
夜は片貝
衿なしで浴衣風に
夕食のソースが襟元に飛んでシミができてた! つまんで水洗いしたら、綺麗に落ちた! 木綿でよかった。。。
4月24日 航海日
木綿に半幅
夜は
紬
4月25日 リスボン 21℃・12℃
しじらに博多帯 衿なし。すそ捌きのいいように、ステテコ+裾除け。美術館に行くので、足袋にカレンブロッソ
4月26日 航海日 イブニングシック
衿なしウール
夜は1回目のイブニングシックと同じ組み合わせ。
相方も着物でした
4月27日 航海日
しじらに緑色半幅。夜はウールに緑色半幅。(パッキングの都合上、28、29日と同じ組み合わせ)
4月28日 下船日 サウサンプトン→ウィンザー→ヒースロー 10℃・6℃
寒いです。
キャミソール、ステテコ、浴衣下、裾除け、美容襟、ウール、緑半幅、コートと総動員。
雨もぱらついて、ショールも活躍しました。
ヒースロー空港で着替えます。なぜなら、次はバンコクだから。
衿なししじらに素足。
4月29日 バンコク 31℃・23℃
到着した機内にて
乗継時間が長かったのでいったん入国して、空港内のフードコートでご飯を食べましたが、暑くて汗かきました。
4月30日 大阪 24℃・17℃
早朝関空到着。
持っていったもの
長着
左から、薄手の木綿(使いやすいので海外出番が多いです)、しじら、片貝木綿、ウール、正絹紬単衣、正絹単衣垂れもの
帯
左から、正絹博多帯、化繊博多帯、正絹紬染め帯、正絹塩瀬染め帯
半幅帯2本
帯揚げ5枚
帯締め8本、帯どめ8個(でも1個船内で落として紛失)
大島コート、2部式着物、薄手ウールのショール
2部式着物は、ちょっと軽くバフェに行くときなどに大変重宝しました。
美容襟2個、化繊長襦袢一枚。
他にはステテコ1枚、裾除け1枚、和装ブラ2枚、浴衣下を1枚、足袋3枚など。
船室は乾燥しているので、一晩で乾きますし、今回は汗をかくことはほとんどありませんでした。着物ハンガーは2本。
カレンブロッソ2足と下駄。スニーカーはジム用
相方分
正絹紬単衣、半襦袢、ステテコ1枚、帯2本、草履。
風呂敷に包んでコンパクトに。
私は、いつも昔ながらの着物バッグを使っています。今回は2個使用。
これだと、スーツケースにパッキングしやすいのです。
船室では着物ハンガーの場所に悩みますが、今回はちょうどいいところにフックがありました。
セレブリティの船室は棚が少ないです。
鏡に吸盤フックをつけ、帯締めをこれにかけて選びやすく。
あんなに着物が喜ばれるなら、もう少し「和」っぽい小紋なども持っていけばよかったかと思いましたが、汚れても気にならないものとなると、ウールや木綿が安心です。